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二十四節気~大寒~

執筆者の写真: はりきゅうすず風 院長 鈴木はりきゅうすず風 院長 鈴木

二十四節気 【大寒】

1月20日~2月3日


大寒(だいかん)とは、一年でいちばん寒さが厳しくなるころ

寒すぎて朝布団が出るのが辛いですよね

この時期の二度寝って、すごい幸福感じゃないですか?

各地で一年の最低気温が記録されるころですが、自然界は少しずつ春に向けて動き始めています


二十四節気では冬の最後になり、大寒の最終日は季節の変わり目、節分となります

小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたります。


この頃の季節の言葉に「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉がありますが、これは寒い日が3日続いたあと、暖かい日が4日続き、また寒い日がやってくるというように、7日周期で寒暖が繰り返されることです

本来は冬の言葉ですが、最近では春先の言葉として使われることが一般的ですね


大寒のひとつ前の節気であった小寒から「寒(かん)」の季節になり、大寒は寒さが極まる頃とされていますが、降り注ぐ日差しにはどこか春の気配を感じられるようになりました

三寒四温のようにはっきりと寒暖を感じられなくても、新しい季節の兆しを微かに感じられることが日々の小さな喜びに繋がるような気がします


寒の水

寒の内の間に汲んだ水のこと

この時期の水は、雑菌が少なく体にも良いとされてきました

また、長期保存に向いているとされ「寒の水」で作られた味噌、醤油、酒は腐らないといわれています

中でも、寒の入りから9日目に汲んだ寒九の水は薬にもなるといわれるほど良質とされ、酒造りにおいて最高の酒ができるといわれています

「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに最もよい時期とされています


日本の伝統行事にはしっかりした意味があります

これを理解して日本古来の慣習を感じましょう







 

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