今回は心包についてです。
心包とはなんぞや?
今までの五臓は、西洋医学的にも当てはまる臓器がありましたが、
この心包は、東洋医学独特の考えの蔵です。
心包は、字の通り心臓を包む膜と考えられています。
現代医学の心膜とは違います。
心包は心の代わりに働きます。
心のところでもお話ししましたが、『君主の官』と言われています。
つまり、王様です。王様がやられると国が滅んでしまいます。
そのため、心の代わりに心包が働くのです。
影武者や有能な秘書、官房長官といったところですかね。
なので、働きとしては心とほぼ同じです。
心は血を身体中に送り続ける。
働きづくめだと疲れるし、熱を持つので
そこを心包がお世話してうまくフォローするイメージですね。
そうすることによって、熱をためすぎずにずっと動いていられるのです。
心と腎はとても密接な関係にあります。
腎は生命の根本であると前回お話ししました。
心も止まったら死んでしまいます。
腎は水と深い関わりがあるので、冷えすぎないように
心から心包を介して陽気をもらい温めます。
心も熱を持ちすぎないように腎の水分で適度に冷やします。
この心と腎の交流がうまくいかないと、
冷えのぼせの状態になります。
下半身・足先は冷たいけど、上半身・顔は熱いという状態です。
今回で蔵については終わりましたので、
次回からは胆についてお話します。
『類経図翼』より
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