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東洋医学のセルフケア~食べ物③~

執筆者の写真: はりきゅうすず風 院長 鈴木はりきゅうすず風 院長 鈴木

食べ物についてお伝えしてきましたが、今回は食事のススメ


最近、おかゆ食べてますか?


今は飽食の時代です

前回もお伝えしましたが、日本の食事と言えば『和食』

体質的に洋食など脂質の多いものはあまり身体に合いません

そのため、消化器系の疾患がとても増えてきています


そんな負担がかかった胃腸を休ませるためにおススメなのがお粥です

お粥と言うと病人が食べるというイメージがありますが、そんなことはありません


貝原益軒の【養生訓】にも記されています


「朝早く、粥を温かに、やはらかにして喰へば、腸胃をやしなひ、身をあたため、津液生ず。寒月尤よし。」


朝食で温かく柔らかいお粥を食べれば、胃腸に優しく、身体を温めて、唾液がしっかり出る。寒い季節にはなおさら良い


さらに禅の言葉で【粥有十利】という言葉があります

色・力・寿・楽・詞清弁・宿食除・風除・飢消・渇消・大小便調適


①色:顔の色、肌の色つやを改善

②力:体力・気力アップ

③寿:寿命を延ばす

④楽:胃に優しいので身体が楽になる

⑤詞清弁:頭が冴え、言葉が清くなめらかになる

⑥宿食除:消化が良く、胸焼けしない

⑦風除:風邪をひかない

⑧飢消:飢えを満たす

⑨渇消:喉の渇きを潤す

⑩大小便調適:排泄が良くなる


1100年ごろに中国で編集された「禅苑清規」や、1600年ほど前の経典「摩訶僧祗律」などに記されています

仏教の世界では約2000年も前からお粥の効果が知られていて、仏教ではお粥は欠かせないものでした


なんか最近不調だなと思ったら、お粥を食べてみてはいかがですか



おかゆ



 

東洋医学専門の鍼灸院『はりきゅうすず風』

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