今回は肺についてです。
肺には『魄』(はく)という生まれ持った気があります。
これに食べ物からできた気が合わさって【肺気】となります。
この肺気は、陽気として発散させ全身を巡る働きをしています。
肺気によって全身に陽気が巡ると、身体を冷やすことなく免疫もしっかり働きます。
風邪をひきにくかったり、手足の冷えにもなりにくいです。
肺はもちろん呼吸器と深い関わりがあります。
東洋医学では、「肺は皮毛をつかさどる」と言って
皮膚との関連があります。
肺気は陽気を全身に巡らせると言いましたが、
陽気は発散する作用があるので、特に皮膚表面を多く巡ります。
外が熱ければ、温める作用を控えて毛穴を開き汗として熱を出す。
外が寒ければ、毛穴をしっかり閉じ、温める作用を高めるなど、
体温調節をうまい具合にしてくれます。
皮膚がもともと弱い人(かぶれやすいなど)、荒れている、
体毛が濃い、色白の人などは肺体質と言って肺が弱くなりやすいタイプです。
肺は「鼻」とも関わりがあります。
肺気・陽気がしっかり巡っていれば鼻はスッキリ通っていますが
冷えたり、陽気の巡りが悪いと鼻が詰まったり、
悪化すると鼻炎や蓄膿症にもなってしまいます。
肺が一番活発に働くのは『秋』です。
秋はだんだんと冷えてきます。
身体も冷えないように肺が陽気をめぐらせつつ
身体を温めてくれるからです。
そのため適度に軽い運動をしてめぐりを浴すると効果的です。
次回は腎についてお話します。
『類経図翼』より
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