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  • 執筆者の写真はりきゅうすず風 院長 鈴木

脾胃について

更新日:2023年3月29日

今回は脾と胃についてお話します。

脾と胃は二つで一つと言いていいほどセットで働きます。

そのため今回はこの二つをお話していきます。


脾には『意・智』と言われる生まれ持った気があります。

これと食べ物などで後から作られた気が合わさって

『脾気』といわれる脾を働かせる気ができます。


脾は西洋医学でいうところの脾臓とは全く異なります。

どの臓器に当てはめるというと難しいのですが

しいて言えば、すい臓が近いかなと思います。


胃は西洋医学でもほぼ胃と同じですね。

ただし、古典書物ではこの胃をおおきな括りとしてみるときに

胃・小腸・大腸を合わせて言うときもあります。


脾胃は食べ物を消化してエネルギーを作ります。

【気・血・津液】を作り出すのです。

脾胃は古典書物では【倉廩の官】と言われます。

昔の米蔵ですね。


ここで作られた気と各蔵の持っている先天の気が合わさって

その臓を働かせる気になります。肝であれば肝気です。


脾胃がしっかり働いていれば、気血水がしっかり作られるので

身体は健康でいられます。

しかし、何らかの影響で脾胃が弱ってしまうとうまく消化・生成できず

胃痛、嘔吐、便秘、下痢などの症状が出ます。

そして各蔵にも栄養が送られずに、様々な症状が起こります。


脾胃が支配する身体の部位は【肌肉】【唇】などです。

肌肉は、脂肪にあたると考えられます。

脾胃が弱り、食欲不振になればどんどん痩せていきます。

肌のハリやなども悪くなります。

反対に過剰になると、どんどん脂肪がついていきます。


脾胃がしっかりしている人は

唇が厚く血色の良い赤色をしています。

弱い人は唇が薄く、血色が悪く青白っぽい色になります。


脾胃は『思い悩む・考える』ということに深く関わります。

そのため、悩みがあると食欲がなくなる。

反対に暴飲暴食する人もいます。


脾胃はエネルギーの元なので、どの季節に影響するとかはないです。

土用と言われる、各季節の変わり目にそれぞれを調整する働きがあります。


次回は、肺についてお話します。





『類経図翼』より

 

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