今日は腎についてお話していきます。
腎には、『精・志』という生まれ持った気があります。
これと食べ物などで後から作られた気が合わさって
『腎気』といわれる腎を働かせる気ができます。
東洋医学で腎は生命の根本とも言われています。
年齢とともに生理的に腎が弱っていくので、
ご年配の方をイメージしていただくと症状などがわかりやすいと思います。
腎気が弱ると足腰が冷え弱くなります。
精力が無くなったり、動悸や息切れがしたり、力が弱くなります。
腎は骨に関連しています。
生まれ持った【精・志】を使いすぎると
歯や骨がもろくなります。
年齢とともに減るので
お年寄りが骨粗しょう症や歯が抜けるのはそのためです。
生殖器にも関わります。
房事(性行為)過多になると腎気がすぐになくなり様々な症状が起こります。
腰痛もその一つです。
女性では、出産で腎気をおおく子供に送るため
お子さんをたくさん産んだ方は
歯が弱くなったり骨粗しょう症になりやすいといわれています。
養生訓で有名な貝原益軒が
『悪しきことは癖になりやすし』と戒めています。
しかし、『房中術』という健康に良い房事の仕方
という本もあります。適度にする分には健康のためなんです。
耳も腎に関わります。
耳が大きい人、福耳と言われる人は
生まれ持った腎気が多い、しっかりしている証拠です。
小さいと腎にかかわる症状が出やすいです。
耳鳴りや難聴などがその例です。
腎は冬に盛んになるといわれています。
腎は生まれ持った精を蓄えておくところで、
冬というのも、活発には動かずじっと蓄える時期です。
動物で例えると、冬眠の時期です。
そのため、冬場にあまり活発に動きすぎると
春になってエネルギー不足でいろいろな症状が出やすいです。
腎は水分代謝との関わりも深いです。
陰性の臓器でもあるので、固摂、固める、留めておく作用があるのです。
そのため腎が弱ると、尿漏れやむくみ、骨粗しょう症などがおこります。
次回は心包についてお話していきます。
『類経図翼』より
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