天地人?
三才思想?
この二つの名前聞いたことありますか?
『天地人』は以前NHKの大河ドラマにもなっていたので聞いたことある方も多いかと思います。
われわれ人間が生きていくには、天の気と地の気、両方のエネルギーを受けて生命活動を維持する必要があります。天と地の恩恵を受けずに生きることはできません。
天の気とは、空気のことです。人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐く呼吸によって活動のエネルギーを得ています。呼吸を止めて天の気を取り入れなければ、死んでしまいます。東洋医学では、この天の気のことを、「自然界の清気」と呼んでいます。清気は体の中で作られた気と合わさって「宗気」と言われ身体中を巡ります。
地の気とは、飲食物のことです。食事をすることで、太陽のエネルギーを元に地が育んだ動物・植物などのエネルギーを取り入れなければ、生きてはいけません。食事をしないと数日で死んでしまいます。そのために、自然界の食物連鎖の理から逃れることはできませんが、他者を通じて地の気によって養われるわけです。飲食物から得られるエネルギーを、東洋医学では「水穀の精微」や「後天の精」と呼びます。後天の気は脾胃で作られ、身体中に送られます。身体中に送るときに必要になるのが天の気である清気から作られる宗気です。
天と地から栄養されるだけでは人間は成長・活動できません。人間が生まれ成長するためには、父と母からのDNAを受け継がなければなりません。このDNAのことを、東洋医学では「精」と呼んでいます。精は五臓の中の腎が貯蔵されていると考えられています。生まれて成長・活動するためのエネルギーを、「腎精」とか「先天の精」などと呼びます。
特に、赤ちゃんや子供のころはこの先天の精を多く使うことによって、大きく成長します。
後天の精は飲食物で増やすことができますが、先天の精は、親から貰うものなので、生まれてから増えることはありません。
そのため、先天の精を使い果たすと死んでしまいます。自然の摂理です。
まとめますと、人は天からの「自然界の清気」、地からの「水穀の精微」から栄養され、父母からの「腎精」によって生まれ成長するのです。
天人合一思想とつながっています。
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